産業廃棄物プラント事業
 弊社では産業廃棄物の処理だけではなく、それを処理するためのプラントの設計・製作・施工、そしてプラントのリニューアルを行っております。よく設備が故障を繰り返すと「寿命だから」と言われますが、その多くがその故障部分に負荷が集中しているか脆弱あることが多いです。弊社ではそのような設備の弱点を診断いたしまして、リニューアルさせることで設備経費節減のお手伝いをさせていただきます。
無水石膏製造装置 (特許取得技術)
 弊社が開発した世界初の無水石膏製造装置です。石膏ボードの石膏分(二水石膏)を投入して、U型無水石膏に焼成します。U型無水石膏は国内で年間約60万トンの需要があり、そのほとんどがセメント産業等の建材製品の原料となっております。従来から、U型無水石膏は海外の鉱山や化学工場から供給されておりますが、新しい供給元としてリサイクル事業からのU型無水石膏が注目されつつあります。古くからセメントメーカーは廃棄物の石膏ボードより製造するU型無水石膏の開発を行っておりますが、未だ販売するにいたっておらず、自社で使用するにとどまっております。しかし、弊社では平成19年より、無水石膏製造装置の完成と共に、その装置で製造したU型無水石膏の販売を開始しております。
破砕選別プラント(小〜中規模用)
 「プラントが眠ったままになっていませんか?」 少し設備を付け加えるだけで、大きく作業性が向上したり、組み換えを行うだけで使い勝手の良い設備になったりします。また、新規導入においても、予算に合わせての設備を提案させていただきます。弊社では選別ラインの新規導入のみだけではなく、増設・再構築等も行っております。 右図は弊社設計の破砕選別プラントです。産業廃棄物の処理能力(破砕)が5t/日を超えるか超えないかで、許可の手続きが大きく変わってきます。しかしながら、許可の手続きが比較的楽な処理能力(破砕)5t/日未満では、廃棄物の受け入れ量が制限されてしまいます。よって、破砕能力5t/日以上の許可の取得が難しい場合、どのようにして廃棄物の受け入れ量を多く確保するかを考えなければいけません。それを実現させたのが、弊社のWN型選別ラインです。破砕機自体の処理能力は5t/日未満であるのに対して、選別能力162m3/日を全体の処理能力として、受け入れ量を確保できます。(※ 監督行政によって処理能力の要件が異なります。)また、従来の選別ラインにないコストパフォーマンスを実現しておりますので、設備への負担が少なく導入できます。
右写真:NW型選別ライン
構成内容
破砕機・・・1機
手選別コンベヤ・・・1機
風力選別機・・・1機
磁力選別機・・・1機
振動篩・・・2機
集塵機・・・1機
その他接続コンベヤ等
破砕能力 5t/日未満
選別能力162m3/日